『いい感じのらくがき』を描こうシリーズ第3回は、『陰の実力者になりたくて!』より『シャドウ』です。
久々に原作小説まで読んだ作品じゃむ!
女性陣の誰かを描こうかとも思ったのですが、ふとシャドウのデザインを見てみると……腰にはベルトがグルグルと巻かれているし、手にもなんかぐるっと巻いてあるし……これは立体感をつけやすそうな服!
「ちょっと大変そうだけど、こういうのって案外早く書けるんだよなぁ^^」
――そう思っていた時期がありました。
お絵描き開始!
そ、それではお絵描き開始です!
全体スケッチ
小説・漫画・アニメと、それぞれキャラクターデザインが少しずつ違っていました。↑の絵で言うと、上段のふたつが漫画版で下段がアニメ版です。
大きく違うのは羽織っている服の裾(すそ)でしょう。漫画版は四枚に分かれていますがアニメ版は大きく一枚&下がボロボロ。
各部スケッチ
上段の服は小説版です。アニメや漫画よりも細かく描いてあるようで、服の質感などがリアル。
服の形がイマイチつかめなかったので、単純化した形を覚えようとしたスケッチ。フードの構造がちょっと難しい。
表情と顔パーツ
顔は、アニメ版が一番幼いカンジで表情も豊かでした(下段3つ)。漫画版はカッコイイ感じですね。スケッチはしていませんが、小説版は等身高めでやや年齢も高く見えます。
顔がイマイチつかめなかったので、追加で練習。途中で飽きたのか、ぬこじゃむが出てきています。
構図決め
大分イメージができてきたので続いて構図決め。左から「支配者っぽいポーズ」「影の叡智を披露してるっぽいポーズ」「空に手を伸ばして格好つけてるポーズ」です。『っぽい』っていうのがミソです。
らくがきの下書き
支配者っぽいポーズをいじっていたらこんな感じになりました。画面を面白くするために、服の裾はアニメと漫画を合わせた感じに。
絵作りとしては、手のライン(左から右)、身体のライン(上から下)、裾のライン(左下から右上)という3つのラインを作って、動きを出しています。
らくがきの下書きはこれで完成です。続いてらくがきの清書(完成)。
完成
完成です! やったー!
――といきたかったのですが、いやぁ、ここからが長かったんです。
下書きを見て気づいたかもしれませんが、顔が違う。時々あるんですよね、描き終わって見てみると「誰だコレ?」ってなる絵が。描いているときは「うんうんカッコイイ」とか思ってるんですけど、あらためて見ると……って絵。そしてそれを直そうとするとやたら時間がかかって沼ってしまうという。
今回がまさにそれでした。
目が違うのか、眉が違うのか、口の形? それとも輪郭? あーでもないこーでもないとやっているうちに収拾がつかなくなってしまうのです。
が。
このシリーズはあくまでらくがきですからね。
躊躇(ちゅうちょ)なく妥協できたじゃむ!
コラっ!
というわけで完成品がコチラ。
何度か手直ししてこうなりました。アニメ版と比べるとちょっと大人びているので漫画寄りかな。顔の影で誤魔化してる感じもありますが、カッコイイはカッコイイのでヨシ!
ボロボロの裾とエフェクトで、いい感じにリズムもでてるし、うん、いい絵っ! いい絵だ!w
次は誰を描こうかな?
ではではまた次回!
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