タイトルオチで申し訳ないのですが、お歳暮で頂いた塩昆布の話です。
お歳暮にもらった塩昆布
先日小さな箱が送られてきました。
お歳暮と言えばジュースとかゼリーとかなので遠慮もなしにバリバリと包みを破ったのですが、中から出てきたのはずいぶんしっかりした箱。
開けてみるといくつかの包みと小箱があって、そのうちの一つが塩昆布でした。
塩昆布と言えばスーパーで100円するかしないかなので、普段なら「パクパク食べてやるぜ」とマウントをとってイキるところですが、そうもいきません。
なぜなら和紙の包みに高級そうな字体で「塩昆布」と書いてあるんです。
ひらがなではなく、フ〇っこでもない。
明らかにお高そうで緊張しました。

ひぃぃ
食べ方を模索する
ぬこじゃむは、こういうマウントを取れない食材に出くわすと、ひとまず素材そのものの味を知りたくなります。
舌が肥えているわけではありません。いや、だからこそ素の味を知りたいのです。
ちょっとお高いお肉をいただいて、両親が「すき焼きにしよう」と言った時なんかは、自分の分だけ別にして味付けせずに焼きました。
確かに濃い味をしみこませたお肉は魅力的です。
しかしそれを楽しむのは、そのものの味を知ってからの話でしょう! 主張したい。

すき焼きいいじゃない!
さて、話は戻って塩昆布。
ほんのひと切れ食べただけなのにしっかりと味がついています。
噛むと醤油がしみ出してくる。普通の「しおこんぶ」があれば食べ比べしてみたかったですね。
一緒に入っていた塩昆布の説明書きを見れば、天然真昆布を本醸造醤油で炊き上げてあるらしい。
そんなおいしそうな説明のあとに乾燥させてあるんだから、そりゃあ うま味も引き出されちゃいますわ。
おススメの食べ方も書いてありました。
白米に直接かける
お茶漬けにする
お醤油代わりにお刺身に添えて。
……お醤油代わり?
たしかに、醤油の味が濃いので、刺身に乗せるか巻くかして食べたら……うん、味が想像できます。
お刺身に昆布のうま味がのるなんて、魚が潮の香りを思い出してピチピチ跳ねちゃう!
が、刺身はない。
たまごご飯にするかお茶漬けにするかで少し悩みましたが、ぬこじゃむはお茶漬けを選択。
あ、炊き立ての白米にはもうのせて食べました。

うまうま!
ではなぜお茶漬けにするのかと言えばやはり「お醤油代わりに」というのが気になったからでしょう。
しかし、醤油としての役割に期待しすぎていたようです。。
お茶漬け……?
お椀にお米を盛ったところまでは良かったのですが、根っからの貧乏性からか塩昆布は一つまみに満たない量。一目見て十切れを越えていません。
そこに注いだのがお湯。昆布を味わおうとし過ぎました。
一応、お茶の粉をぱらぱらとご飯にかけていたものの、色さえ出ない。
薄っす。
期待していた塩・醤油・昆布のうまい味、なんてものはどこにもない。
空になったカルピスの瓶に水を入れたものよりも味がしない。
失策でした。
そのあと食べた肉団子のポン酢煮はすごくおいしかったのに。

(あじがしない……)
再挑戦
こういう「ご飯のお供」系の嬉しいところは、すぐには無くならないこと。
味が濃いのでパック牛乳をコップ三杯で飲み干す父が一晩で食べてしまうこともなく、次の日も残っています。
そして。
今度は成功! きっちり味わい尽くしました!
お茶は急須を使ってほどよく味を出し、量にも気をつかいました。飯の下にたまりが出来るくらい。
貧乏性はすぐに治らず塩昆布様の数はさほど変わりませんでしたが、しっかりとその味を引き出すことが出来たのです!
途中で入れたチューブわさびがいい感じに昆布と合ってくれたのもうれしい。
最後はトドメとばかりに卵を入れました。
ほんのり醤油風味がいい仕事をして、たった一杯のお茶漬けで満足したのでした!
そのあとチョコ饅頭を食べました。
しばらくは日記を書きます。ではまたこの辺で! 次回はその辺で!

たかいのはうまい

安くてもおいしいものはあるでしょうに
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