小説家になろうで連載中のWeb小説「転生の糸使い」をご存じですか?
異世界に転生した主人公ジグと、その仲間たちによるファンタジー小説です。今回は登場するキャラクターの中から、モルドとルナメキラとの激闘シーンをファンアートとして描かせていただきました。
『転生の糸使い』URL:https://ncode.syosetu.com/n1931gk/
キャラクター紹介
まずは、さらっとキャラクターを紹介しましょう。
キャラクターのイメージについては、原作者の青浦さんがX(旧Twitter)に画像をUPされていますので、そちらへのリンクを用意しました。是非のぞいてみてください!
モルド
主人公ジグの名づけ親であり、教会の神父・孤児院長として子供たちを見守る厳格なキャラクター。筋骨隆々の長身で、『爆拳』の異名を持つ頼もしい存在です。
モルドのイメージ:
https://x.com/tensei_itotukai/status/1413571312992194563
ルナメキラ
元・魔王軍四天王の一人で、『百化』の二つ名を持つ強力な敵キャラクター。様々な動物に変身できる能力を持っていて、その狡猾さと変幻自在の戦い方で物語に重要な影響を与えています。
ルナメキラのイメージ:
https://x.com/tensei_itotukai/status/1413574049721028613
この二人は過去の大戦で激突していて、関係はまさに不倶戴天の仇。今回選んだのは、そんな二人が再び相まみえたシーンです。(ルナメキラはキメラに変身しているので、獅子の頭になっています)
イラスト
みどころと裏話
イラストを描くにあたって、二人の感情、そして一触即発の臨場感に着目しました。
特に二人の目、そしてモルドの口と手には力をいれています。
目
大戦時、二人は左目に深い傷をつけ合いました。モルドの眼球は大丈夫だったようですが、ルナメキラは完全につぶれてしまったとのことなので、空洞にしています。
義眼をしないと目のくぼみの形が変わってしまうらしいので、何か入れておこうかな?とも思ったのですが、下手に何か入れると目があるように見えてしまうので、描きませんでした。代わりに古傷を入れています。
モルドの方はというと、今にも飛び出しそうなくらい眼圧をかけました。絶対に仕留めてやるという気迫を感じてもらえたら、と思うのですがいかがでしょう?
口
「ルゥゥナァメェキィアァァァ!」と叫んだとして、普通は”あ”の形で、口を一杯に開けた状態を描きたくなると思います。ですが、ちょっと待ってください。本当にそれで身体に力が入るでしょうか?
叫びながら殴り掛かるのって、なかなか難しいんですよね。力を入れようとするほど、口は閉じていくんです。それでも叫ばずにはいられない。そんな時、どうなると思います?
アゴが少し前に出ます。
これによって、腹の底から響く重低音を出しながらぶつかっていくことができるんです。もっとも、そんな経験はないので机の前で力んでただけですけど! いやぁ、イラストを描いていてアゴが痛くなるのは、あるあるですよね。え? ない?
手
モルドの異名は『爆拳』なので、構想段階では握りしめた拳を描くつもりでした。
ですが、「これでモルドの心情を十分に表現できるだろうか?」と考え、やめました。この絵を見て感じて欲しいのは”仇敵への憎悪”。モルドにはそれにふさわしいアクションを起こしてもらわないといけません。
たどり着いたのは、”たてがみをむしり取る”というアクションでした。
グワシッとつかみ、これでもかと引っ張って地肌ごと引き剥がす。これなら見ごたえのある絵になるはずだ、と思ったのです。そこでこんな大ラフを描きました。
……髪をむしりとるのはいい案だと思ったのですが、残念ながら画力不足。ルナメキラが縦に伸びすぎてしまい、なんとも情けない姿に。
これではただの動物虐待です。
その後、考え直してたてがみをつかむ直前の手にしました。
つかもうとする手を再現していて気付いたのですが、開いた手にググッと力を入れると3つに分かれるんですよね。親指、人差し指と中指、そして薬指と小指。今回はそれを絵に落とし込んでみました。ただ、思っていたほど力が入っているようには見えなかったので、要研究です。
AIで画像生成してみた
ふと、「キャラクタープロフィール(テキスト)を元にAIで画像生成したらどんなキャラになるかな?」と思ったので、試してみました。
モルドは、教会直属の老将軍という感じがしますね。なんとなくモルドの父がこんなイメージかもしれません。
ルナメキラは、目の隠し方が左右逆ですが、かなりいい線いってると思います。後ろの分身?が、その後の物語を暗示しているようで面白いですね。
そして最後、二人の激突シーン。……全身タイツか、あるいはパンイチか。デビルマンっぽい解釈をしたのかもしれません。ルナメキラのイメージからは大分遠ざかりましたが、まぁ遊びということでご容赦を!
というわけでAI生成画像でした。テキストだけでこれだけ作れるってスゴイですね。
まとめ
さてさて、描きたいシーンはまだあるものの、今回そのうちの一つをカタチに出来て嬉しく思います。イメージ通り、なかなかゴツい雰囲気の絵になったのでその辺りも満足です。
「転生の糸使い」の魅力は尽きませんね。皆さんは、モルドとルナメキラのどちらに魅力を感じますか? ぜひコメントで教えてください。また、他の「転生の糸使い」ファンアートもあるので、よかったらイラストギャラリーを覗いてみてください!
これからも「転生の糸使い」の世界を楽しみ、創作意欲を刺激されていきたいと思います。次は、どのキャラクターを描こうかな…楽しみです!
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コメント投稿
1~2日おきにお邪魔してるのですが、記事が追加されていて「おっ、もしやぬこじゃむさんの新キャラ……これは可愛い系かな?」とか思ったらまさかのwww(*´艸`)平仮名だったので完全に不意を突かれ、モルドの形相にめっちゃ驚きましたw
序盤のあの戦いは二人にとって十数年ぶりの再会で、互いに教会での生活や魔族領でのアレコレ(危うくネタバレ)を経て、あそこで腐れ縁を終わらせるために殺し合いました。
特にモルドは自分から魔族領へ攻めに行けないので、絶好の機会と意気込みも凄まじく、それが見る者に絶大なインパクトをビシビシ与えるイラストになって本当に感激です!(>_<。)(ルナメキラも雄々しく描いていただいてるのに何処からか「ヒエッ」という声が聞こえてきたのは秘密)
今まさにルナメキラを捉えようとしているモルドの左手も臨場感がありますし、掴んだ瞬間に右のアッパーが飛んでくるか、下手をすると噛みつくんじゃないかってくらい、とにかくモルドの闘志が凄まじい……!
そして作中人物を描いていただくのも嬉しいですし、作中のシーンをこのように切り取っていただけるのも物書き冥利に尽きますね(*´д`*)本当にありがとうございます!
AIのモルドイメージもまさに父ガルドで、作中では既に故人の彼が形を得たようで思わぬ親子共演にw(*´艸`)
ぶつかり合うイラストもルナメキラならあの姿になれそうですし、むしろ某宇宙の帝王のように変身を重ねていくうちに余計なものが削ぎ落とされ、最終的にはスタイリッシュになるのも良いなと思いました( ´∀`)
細部まで凄くこだわって描いてくださったのがひしひしと伝わってきて、そろそろ夜食でも……とか思っていた体が胸いっぱいになりました。
それに何というかこう、書き始めた頃の気持ちを思い出したと言いますか、ここから始まったんだよなぁというのを実感して、年甲斐もなく血が滾ってしまいました( ̄▽ ̄;)ゞ
そして拙作のご紹介もしていただき誠にありがとうございます。更新はそれなりにしていても(?)進行遅めな転糸ですが、これからも楽しんでいただけるよう頑張ります!(*´∀`)本当にありがとうございます!
度々のご訪問&コメントありがとうございます!
もる と るな ふたりはライバル☆彡
この二人って、略すと萌えキャラっぽいですよねw 自分は編集用ファイル名を付けた時に「ギャップw」と笑ったくらいですが、事前情報なしでモルドの顔見せられたらそりゃ驚きますよ(≧▽≦) 本文に追記しようかと思っていたくらいなので、最高の形で伝えたかった人に伝わって満足ですw
モルドの闘志も伝わっていたようでホッとしました。ルナメキラの初期デザインもかなりグワッとくる顔だったのですが、顔にしわを寄せすぎるとどうしても猿っぽくなるんですよね💦 しかも途中、ガングジャーナの名前がよぎってからは大ざるにしか見えなくなってしまったのでちょっと落ち着いた感じになってます^^;
AIイラストについては嬉しい誤算でした! 最初、「モルドはこうじゃないよねw」的な内容でのみ書こうと思っていたのですが、ルナメキラと合わせると御父上の姿が浮かんできますよね。自分の中でもかなり印象に残っているようです。それにしてもなるほど、全身タイツのルナメキラは、むしろパンツをはぎ取ることで完全体となるわけですね! それは盲点でした。……こう書くとただの変態ですけどw
いつもはこちらが創作意欲をいただいてばっかりですので、そう言ってもらえると何よりの励みになります! これからも続きを楽しみにしています!